当院では、呼吸器疾患において人工呼吸器の管理と共に栄養補給法としての胃瘻(いろう)手術も行っています。また、気管切開を行った患者さんなど年配の方はいつ容態が急変するかわかりません。そのため緊急の手術に備え外科医が待機するとともに、肝臓、消化器、腎臓病それぞれの医師同士が連携し、高齢者特有の疾患に対応しています。  また緊急のための常用自家発電機を設置し、万一に備えています。



 いい治療を進めるには患者さんの現状を正しく知ることから始まります。当院ではエコー(超音波診断装置)をはじめ、CTスキャナー、電子内視鏡など呼吸器、消化器、肝臓疾患の的確な診断のための検査機器を揃え、患者さんの安心を支えています。



 自分や家族が病気になったとき誰でも思うのが将来への不安。それを少しでも和らげられるよう努めています。しかし、医師は結局サポート役でしかありません。病気を前向きに捉え、自ら治していこうという気持ちを持っていただけるよう関わることがドクターの役割だと考えています。  また患者さんの不安は何も病気だけではありません。医療費のこと、退院後の介護のこと、将来にわたる生活設計などもあります。そうした悩みに社会福祉士などのスタッフと連携して真摯に一つ一つ応えてまいります。