放射線室では、患者様にリラックスして検査を受けて頂けるよう診療放射線技師が、知識と技術を集結し、心のこもった「やさしい医療」をテーマとして業務を実践し、患者様のお役に立てるよう努力しております。

一般撮影(CRシステム)

胸部、腹部、骨の撮影を行います。 胸部撮影では心臓・肺野などの様子を正面・側面から撮影します。 腹部撮影では腸管の有無や関節などの状態を調べる検査です。
CR(Computed Radiography)とは、特殊な感光版(IP)で受けたX線を画像読取装置でスキャンし、コンピュータ処理によりデジタル化するものです。デジタル化することにより、撮影後にコンピュータでの画像処理も可能です。 また、撮影した画像はすぐに病院内のどのパソコンからも読影可能です。

透視撮影装置

食道、胃透視、注腸、胆嚢、胆管検査などの検査を行います。 食堂・胃透視・注腸は、バリウムと空気を用いて食道と胃の形、大きさ、粘膜面の状態を撮影します。胆嚢、胆管検査は、X線透視下で内視鏡を使用して胆管・膵管の形態学的診断、閉塞・狭窄・結石の有無を検査します。 また、整形外科のブロック検査や骨折の整復にも使用されます。

CT検査装置

X線を体の外から照射し、透過してきたX線量を測り、コンピュータを使って断面を画像化する装置です。検査時間は短時間ですみます。頭部・胸部・胸部等全身の断層像(輪切り)や立体像(3D)の鮮明な画像を得られ、患者様は寝台に寝て楽な姿勢リラックスしながら安心して検査を受けていただきます。

骨塩量測定装置

骨塩量とは、骨に含まれるカルシウム量のことです。年齢とともに減少していくもので、すなわちそれだけ骨は弱くなっていきます。 骨塩量を測定することは、骨粗しょう病の診断の一つとしています。特に女性は閉経後、骨粗しょう症が進みやすくなるので定期的に測定し、ご自分の骨の状態を把握しておくことも大切です。検査は、腕に微量のX線を照射し、骨塩量を測定して、骨の状態を判断します。特に痛みもありませんし、座ったまま約1~2分程度で終わります。

ポータブル撮影装置

撮影室に移動できない患者様を病室で撮影する装置です。 ※資格:診療放射線技師2名 ※機械:一般撮影装置(東芝)、透視撮影装置(東芝)、CT(GE)、X線骨密度想定装置(東洋メディック)、ポータブル撮影装置(日立)