呼吸器科について

呼吸器イラスト当院では呼吸器の専門医を配置し、気管切開などの緊急外科手術ができるよう外科のドクターが常駐、呼吸器疾患の患者様の命綱である人工呼吸器が停電時でも使用できるよう、常用の自家発電装置を設置済みなど万全の体制を敷いております。

当院は元々結核療養所として開院し、現在も結核病床を設置していることから、結核疾患の治療・予防にも力を入れております。

結核について

当院は今からさかのぼること70余年前の昭和12年、鹿児島で初めての結核病棟を備えた病院として誕生しました。現在も結核病床を10床有し、治療・予防にあたっております。

結核は、戦前の日本で猛威を振るった不治の病でした。戦後は一転して治療薬の登場により減少の一途をたどります。しかし近年再び増加傾向にあり、治療薬が効かない結核菌も増えつつあるなど、予断を許さない状況です。

結核のうち8割は肺結核であり、初期症状として風邪のような症状が長期間続くという特徴があります。感染症なのでおかしいと感じたら即受診で周囲への感染リスクを軽減できます。また、特に免疫力・抵抗力の弱い高齢者や乳幼児は発病・重症化しやすいため注意が必要です。

治療は継続的な投薬治療がほとんどで、症状悪化や感染の恐れがある場合は入院が必要となります。当院では予防接種などの予防も積極的に行っております。

結核指定医療機関

当院は昭和26年10月より結核指定医療機関に指定されております。
結核治療に関しては、医療相談室までご連絡下さい。